[収録アルバム]
はるか

光が降る

詞:小山卓治 曲:小山卓治


冬の交差点
水銀灯に囲まれ
ふとふり返れば
君のまつげに白いひとひら

黒い空から
舞い降りてすぐとける
君はあごを上げ
淡い雪に口づけた

光が降る 光が降る
さざめく星のように
強くなりたい
僕はゆっくり誓った

夏のテラスで
ページをめくる横顔
ほつれ毛が風に
揺れるのを僕は見ている

アイスミントティー
氷がチリンと鳴って
君はふと目を上げ
僕には見えない何かを見つめた

光が降る 光が降る
あざやかにきらめいて
強くならなきゃ
僕はもいちど誓った

湾岸沿いの
雨にけむる観覧車
灯ったばかりの
回る明かりを2人見上げる

雨の温もり
触れた指の冷たさ
問いかける僕に
君は静かに目を伏せる

光が降る 光が降る
様々に色を変え
強くなれるよ
強くなれるよ

光が降る 光が降る
様々に色を変え
夜空を染め
いつまでも降り続く


 


(c)2017 Takuji Oyama / Blaze