2011年1月〜6月

dear #122
 2011年、最初の〈dear〉。今年もよろしくね。

 ここ数日、窓を開けると真っ青な空だ。ピリリとした空気が気持ちいい。
 でも、鳥取の米子に住んでる友人の話では、大寒波で雪かきしたとか。年明け早々、大変だったようだ。
 その友人が、年に1度の休暇でバリへ行った。実は「一緒に行かない?」と誘われてた。当初は行くつもりだったんだが、残念ながら実現しなかった。
 “バリ”と“小山”って、どうかな?「似合わね〜!」って声が聞こえてきそうだけど、そのうち行ってみたいな。

 快晴の空の下、ひさしぶりに弓道場へ行った。高校の時にやってた弓道を、去年からまたやることにして、たまに通ってる。ちゃんと袴をはいてやってるんだよ。袴って、着るのも大変だけど、たたむのがすごく難しい。4本のヒモをきちんと結ばなきゃいけない。
 つまり僕は、“自称 袴もたためるロックシンガー”ってわけ。
 弓道の話は、さっきの米子の友人が運営してるサイト〈Soul relations〉でコラムを連載してるから、のぞいてみてね。


 今年のライヴは、名古屋2 Daysからスタートする。
 来週の土曜日、22日は、オフィシャルファンコミュニティーONE主催のライヴ。あまりライヴで取り上げない歌をやるつもりだし、お客さんとの距離が近い、Face To Faceなライヴにしようと思ってる。

 翌日の23日は、Aloma Black'sとして最後となる、クアトロでのバンドライヴだ。
 最近やってるライヴハウスの中で、クアトロは一番好きな場所だ。常駐のPAオペレーターと照明スタッフがいて、いつもいい仕事をしてくれる。
 PAオペレーターは、僕のタカミネの出す音をちゃんと把握してて、歌をドラマチックに仕立ててくれる。
 照明スタッフは、事前に必ず音資料を聴いて、アレンジに合わせたジャストのタイミングで色を変化させ、歌の持つ世界を彩ってくれる。
 これだけの状況がそろった小屋は、東京でもそうはない。クアトロは、ライヴハウスというより、ホールでのパフォーマンスを表現できる場所だ。
 この場所で、Aloma Black'sとSMILEYと、最高のライヴをやるよ。

1/12
love,

卓治


dear #123
 2011年は、充実したライヴで幕を開けた。
 オフィシャルファンコミュニティーONEの主催でやった、名古屋ZIGAR'Sでのライヴ。店に入って「あれ? どこかで見た感じだな」と思った。ここは以前、E.L.L.だった場所で、だいぶ前にやったことがあった。綺麗に改装されてたから、最初は分からなかった。
 この夜のライヴは、普段あまり取り上げない歌をやったり、カバーを歌ったり、ONEのウェブマガジンに掲載したポエトリー・リーディングをやったり、お客さんにコーラスで参加してもらったりと、楽しいライヴになった。
 終演後は、お客さんとの2ショット写真の撮影も。

 翌日のクアトロは、Aloma Black's + SMILEYでの名古屋ラストライヴ。
 楽屋に、ファンの人から胡蝶蘭が届けられた。ありがとう! ちゃんと持って帰って、僕の仕事部屋に飾ってある。
 ライヴでは、中盤でベースの音が出なくなるという、あり得ないアクシデントが起きた。それでも、セットリストを組み替えて無事にやり終えた。逆に、アクシデントのおかげで、より盛り上がったライヴになった。

 東京に戻り、バイオリニストの磯部舞子さんをゲストに迎えたライヴ。彼女は初めての登場で、僕の歌に今までと違う彩りを加えてくれた。
 彼女のバイオリンは、ロック色より、クラシックやアイリッシュのテイストがある。すごく刺激的だった。これから、いろんな街で彼女とライヴをやりたいなと思っている。
 磯部舞子、通称ベチコ。楽しみにしててね。

 今月は、大阪で2日間のライヴが控えている。ONE主催のライヴと、バンドライヴだ。
 ONE主催のライヴでは、プロのカメラマンが同行して、名古屋同様2ショット写真を撮る。もちろん写真のデータは、みんなにプレゼント。

 翌日のバンドライヴは、名古屋とはガラリとセットリストを組み替える。大阪で初披露の曲もたくさんある。

 そして名古屋同様、両日とも、別バージョンのメモリアルフォトカードをプレゼントするよ。
 ぜひ、遊びに来てね。

2/7
love,

卓治


dear #124
 オフィシャルサイト〈RED & BLACK〉の〈Store〉から、再発アルバムを6枚まとめてオーダーしてくれた人がいる。住所を見ると、北海道日高郡。どこだろうとGoogleマップで調べてみたら、道南の、札幌と釧路の間。去年の道東ツアーでも通過してしまった辺りだ。
 すごく嬉しい気持ちになった。ここにも僕の音楽を必要としてくれてる人がいる。
 いつかは、この人にも直接歌を届けるためにツアーを続けなきゃと、改めて思った。


 この週末は、京都と大阪でのライヴだ。
 京都は、先月の名古屋と同じくオフィシャルファンコミュニティーONEの主催だが、セットリストを変えて、京都で歌ったことのない歌もたくさん取り上げるつもりでいる。

 翌日は、京都とまったくかぶらないセットリストで、Aloma Black's + SMILEYの大阪でのラストライヴ。〈Circle Game Tour〉3年間の、集大成のライヴをやるつもりだ。
 この後しばらくは、バンドでのライヴは考えていない。ぜひ見届けてね。


 まだ凍える日もあるけど、道を歩いてると、少しずつ春の兆しを感じるようになってきた。
 春からは、新しいツアーがスタートする。すでに何本かのライヴが決定した。近々お知らせするからね。日本全国、まだ行ったことのない県もある。今年はそんな街を目指そうと思ってる。

 昨日のリハーサルの後、スタジオのロビーで、Aloma Black'sのメンバーが新しいポスターを前に嬉しそうにしてた。彼らのバンド、FRUITS EXPLOSIONのデビューを告知するポスターだ。
 彼らもまた、新しい道を歩み始めようとしてる。

2/23
love,

卓治


dear #125
 5/1は、3年間ライヴを共にしてきたAloma Black's + SMILEYとのラストライヴだった。
 たくさんの人が会場に来てくれて、3時間半のライヴは、感動で幕を閉じた。
 若い3人に、心から「ありがとう」と言いたい。

 そして、5/6の小樽から、新しいツアー〈New Days〉をスタートさせた。
 新しい未来、新しい希望、新しい絆をつないでいくツアーにしようと思ってる。
 たくさんの街へ行くつもりだ。まだ1度も歌ったことがない街へも行こうと思ってる。会えるのを楽しみにしてるよ。

 今年に入って一緒にライヴをやり始めた、バイオリンの磯部舞子(通称ベチコ)は、26歳。彼女もまた若い感覚で僕の音楽に彩りを添えてくれる。この新しいサウンドを、これからたくさんの人に聴いてもらいたい。

 来月、石川県の加賀でライヴをやることになってる。石川県は金沢に去年行ったけど、加賀は初めてだ。オフィシャルファンコミュニティ〈ONE〉のメンバーの男性が、企画を立て、会場を設定し、ポスターやチラシまで作ってくれた。本当に嬉しい。

 最近ファンの人たちが、こうやって手を挙げて、ライヴが実現することが多い。来月行く福井の武生もそうだし、先月初めて行った秋田もそうだった。それに、三重の桑名、埼玉の入間、など。
 ライヴの後は、彼ら、彼女ら、そして来てくれたファンの人たちとテーブルを囲んで、おいしいお酒を飲む。

 会場が大きくても、小さくても、そこにお客さんが集まってくれる限り、僕は全力で歌う。PAがないなら、生の声で歌う。
 新しい出会いが、新しい絆を生み、それが新しい歌になっていく。
 これが僕の〈New Days〉だ。

5/19
love,

卓治



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