dear #138 2013年、最初の〈dear〉。今年もよろしくね。
去年の12/22町田ライヴ。そこでお披露目したのが、僕の新しいパーソナルバンド、Wonder 4。驚きのサウンドを紡ぎ上げる4人、という意味だ。
メンバーは、ギターのMercy、バイオリンの磯部舞子、ベースの天神タケシ、ドラムの渡邊芳登。お馴染みの顔もいれば、まだステージで見たことのないメンバーもいると思う。
Mercyとは、前のバンド、Aloma Black'sの時から、2人のアコースティックユニットでライヴをやり始めていた。
2011年の1月からは、ベチコこと磯部舞子とのユニットもスタートした。
2011年9月に、ベースの天神タケシが参加し、そしてここまでのアコースティックユニットの音をバンドにするため、最後に渡邊芳登が登場し、新バンドが誕生した。
80年代に巷に流れていたサウンドは、大仰で、リズムやフレーズが細かかった。90年代のサウンドは、やけにキラキラしてた。それは時代が求めたサウンドだった。
でも僕の中には、かつて自分の血となり肉となったサウンドが常に鳴っていた。シンプルでどっしりとしたサウンドだ。
時代にとらわれることなく、それを具体的に作り上げていくために、1人1人のプレイヤーと出会い、ひとつずつ音を構築していく時間が必要だった。そして生まれたのが、新しいバンド、Wonder 4だ。
これからこのメンバーと奏でていくサウンドこそが、僕のスタンダードなサウンドになっていく。
まずは来週、1/31の大阪で、そのサウンドを聴いてもらえる。
その前日は神戸。Mercyとのサウンドを神戸に響かせるのは初めてだ。この夜は生声でのライヴ。
いよいよ2013年のツアーがスタートだ。
そしてもうひとつ。
小山卓治 全詩集「旅をする言葉」の出版が決まった。 115編の詩をまとめた、僕にとって初めての詩集だ。
公式のfacebookがスタートしたから、ぜひのぞいてみてね。
詩集に関しては、次回の〈dear〉で書くことにするよ。
1.22
love,
卓治
dear #139 これまで、音楽の活動だけじゃなく、文字での表現で作品を作ってきた。
エッセイからスタートして、短編小説、長編小説と書いてきたが、歌詞をひとつの形にまとめたことはなかった。
デビュー30周年を迎え、3/21に初めての詩集を出版することになった。詩集の名前は『旅をする言葉 小山卓治全詩集』。全115編の詩を掲載する。
かつて寺山修司が「書を捨てよ 町へ出よう」と提唱した。文学が熱い時代に向けての、アンチテーゼだった。
今、言葉はとても軽いものになっている。だからこそ、詩集を抱えて旅に出てほしい。
僕の歌詞は、ツアーで全国を回りながら書いてきたものがほとんどだ。言葉自体が旅をしている。だから、旅をしながら、移動しながら読んでもらえたら、きっと違う印象を持ってくれるはずだ。
115編の詩をよっつの章に分け、掲載する順番を決める作業は、とても充実していた。並べる順番によって、そこにまた新しい物語が生まれてきた。
よっつの章は、冬から始まる季節とし、それぞれに日本の伝統色の名前をタイトルとした。
詩集に使われている写真は、すべて僕が旅の途中で撮影したものだ。
"詞"と、"詩"は、別のものだと僕はとらえている。"詞"には、メロディやリズムやビートが共にある。"詩"は、言葉だけだ。ただし、その言葉だけのページから、新しいメロディやビートが生まれてくる。
そんな詩集にするため、デザイナーのコヤママサシ氏が渾身のデザインをしてくれた。
制作の過程をコヤマ氏が綴ったfacebookがある。そのドキュメントを読んでほしい。僕もコメントを寄せている。
これは予約ページ。 2/28までに予約してくれた人には、僕が手書きでサインした、革製の栞のプレゼントがある。
さらに、30周年記念ライヴ翌日の4/7、コヤママサシ氏のアートワーク展が開催される。
これまでずっとコヤマ氏が撮影してきた写真の中から厳選したものを、アートワークとしてデザインした作品が並ぶ。
当日は、僕も会場に行って、ちょっとしたライヴもやることになっている。30周年のアフターパーティーだね。
言葉の力を再確認するために、詩集と一緒に旅に出よう。
2.19
love,
卓治
dear #140 できたばかりの新曲を、レコーディングの前に、パーソナルバンドでアレンジしてステージで歌う。以前はこれが当たり前だった。歌がお客さんの心に届いて、不思議なパワーが僕に戻って来て、それが歌の形を少し変化させていく。その上でレコーディングする。それが僕にとってベストの流れだ。
名古屋ライヴに向けてのリハーサルで、Wonder 4と共に初めて新曲をアレンジした。
これまでプレイした曲は、既存のアレンジがあって、それを元にして僕からリクエストを出し、サウンドを固めていった。今回メンバーに渡したのは、リハーサル直前のライヴでアコースティックギター1本で歌ったライヴテイクと、進行だけを書いた譜面と歌詞。
スタジオに入って、まずメンバーに言った。
「この歌には細かいアレンジはいらない。いろんなフレーズを使うことを我慢する勇気が必要な歌だよ」
ギターをストロークしながら、僕の中にある漠然としたサウンドイメージを伝えていく。それぞれの楽器が、それに呼応していく。イメージは徐々に輪郭を持ち始め、フレーズが固まっていく。僕が歌で伝えたいと思っていることが、メンバーの心にも宿る。気持ちが少しずつ高まり、同じ風景が見え始める。
これがアレンジだ。
名古屋でのバンドライヴは、2011年1月のAloma Black's以来ということになる。タイトルは〈Carnival! -Thank You!30th Anniversary-〉。30年目のカーニバルを、一緒に楽しもう!
今日、完成したばかりの詩集がうちに届いた。作品を初めて手に取る時、最高の幸せを感じる。
たくさんの人にこの詩集を届けたいな。
新しいコメントをfacebook用に書いたから、近々アップされる。のぞいてみてね。
2.27
love,
卓治
dear 番外編
facebook「小山卓治 全詩集 旅をする言葉」に掲載された卓治のコメントに加筆修正したものです
●
ライヴのセットリストを決める時、いつも念頭に置いているのは、曲を並べることで相乗効果として新しい物語を生み出す、ということです。ある歌からある歌へつないだ時、自分でも思わぬ光景が見えてくることがあります。
僕は1本のライヴを、短編を集めたアンソロジー、ひとつの長編小説、ひとつの舞台と見立てています。ひとつの物語であるということは、そこに大きな起承転結が生まれることになります。
この詩集には、115編の詩を掲載することになりました。そこからどんな新しい物語を紡ぐことができるかが、大きなテーマになりました。
○
まずは115編を、よっつの季節に見立てることにしました。
普通、季節は春から始めるけれど、冬から始める考え方もあります。例えばグラズノフが作曲したバレエ音楽の〈四季〉は、冬に始まって秋に終わります。
僕は、よっつの季節を、こう解釈しました。
冬は、始まりであり、出発の季節。土の中から力強く芽吹いてくるイメージです。そこに迷いはなく、喜びと活力に満ちています。
春は、青春と逡巡の季節。迷いもありながら、力任せに突っ走る時。
夏は、迷いを捨て、本当の戦いが始まる季節。そこには深い諦観も含まれてきます。
そして秋は、実りの季節。そして再生の季節です。始まりの時と同じ喜びと、より深い愛があります。
そう定めた時、初めてこの詩集の全体像が見えてきました。
○
これまでのライヴで最も多く歌ったのが、アンコールを含めて37曲。2部に分ける構成でした。そのセットリストを決めた時と同じ感覚で、この詩集にも取り組むことにしました。
115編の詩を、よっつの季節に分ける作業は、自分の直感に任せるものでした。
まず、その詩が書かれた年代、その時の僕の年齢などを一切フラットにしました。
そして、詩が持っている"若さ"、"体温"、"葛藤の激しさ"、"絶望の深さ"、"握ったこぶしの硬さ"、"愛の深さ"などで選んでいきました。
だから、最近の詩が"冬"に入っていたり、初期の詩が"秋"に含まれたりしています。
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よっつの季節を色で表現することも、企画のひとつでした。
詩を振り分けていく中、自然とその色は浮かんできました。それはカタカナの名前ではなく、日本の伝統色の名前でした。
歌詞カードに掲載された歌詞には、言葉と一緒にメロディがあり、サウンドがあり、ビートがあります。
詩集で読む言葉は、裸の言葉です。白い紙の上に言葉だけがあり、それ以外の要素はいっさいありません。
その静謐さを表現するには、日本の伝統色がふさわしいと感じました。
歌舞伎や相撲などを見に行くと、日本古来の色彩が持つ深さに驚かされます。鮮やかであり、艶やかでもあり、そして静けさをたたえています。
さらに、驚くほどたくさんの種類があり、 名前の多くは花鳥風月からつけられています。それ自体に物語を感じます。
そんな中から、季節の色を決めていきました。
冬は、紫黒(しこく)。夜明け前、かすかに変わり始めた空の色です。始まりの予感が込められています。
春は、紺碧(こんぺき)。真っ青な空の色です。そこには一点の曇りもありません。
夏は、紅(くれない)。"赤"と比べると少し明度が落ちる、どっしりとした赤です。
そして秋は、 月白(げっぱく)。微かに青が乗った白です。白い磁器の肌合いを想像してください。
詩集の各章の最初のページに、このよっつの言葉が記されています。しかし、その色を使っているわけではありません。
ページを開いて、その言葉と漢字から、それぞれにイメージしてください。
そして、ページを開いてください。
○
この詩集は、普通なら巻頭にある目次が、巻末に記載してあります。次のページをめくるまで、どの詩が載っているのか分かりません。
詩の掲載の順番は、すべてに意味があります。それぞれの詩を感じながら、115編の長い物語を読んでいってください。
それはきっと、長い旅になるはずです。
○
最後になりましたが、デザインは、僕のグランドデザイナーであるコヤママサシ氏が、魂を込めてデザインしてくれました。
本のサイズ、紙質、フォントの種類と大きさ、ページレイアウト、彼のこれまでのデザイナーとしてのすべてが注がれています。
情熱を注いで、注いで、注いだ分、とても静かな作品に仕上がりました。
完成した本を初めて手に取った時、手のひらに不思議な温かみを感じました。それは、人間コヤママサシ氏の体温でした。
これまで出版してきたどの本よりも、嬉しさ、愛おしさがわき上がってきました。
みんなの手元に届くのも、もうすぐです。
●
■詩集発売記念〈小山卓治サイン会〉開催
3/21 横浜 THUMBS UP
4/06 渋谷 LIVE STAGE GUILTY
※ライヴ終了後に開催します
■コヤママサシ初のアートワーク作品展開催
「小山卓治 アートワーク展」
4/7(日) 11:30~16:30 [ 5時間限定 ]
午後3時頃から、小山卓治のミニライブ&作品購入者のサイン会を行います
池袋Gallrly K ROOM A
料金:作品展無料 (ライヴをご覧頂く方は500円)
※ご来場に際して前売り予約など、事前にお申し込みいただく必要はありません
新作アートワークを中心に、過去のアートワークなど50点~60点の展示&販売
※展示作品には限りがございますすので、売り切れの際はご了承ください
作品の一部をご覧になれます
dear #141
30周年を記念するライヴは、28年ぶりに共演したThe Conx、新しいバンドWonder 4、そして全国から集まってくれた大勢のお客さんと共に、最高の夜を過ごした。
この夜は、ライヴレコーディングと映像の撮影もやっていた。僕とエンジニアでサウンドのミックスを、映像スタッフが編集をしているところだ。一夜限りのスペシャルなライヴを形にして、みんなの元へ届けようと思っている。詳細が決まったら、お知らせするよ。
その前に、The Conxとのテイクを1曲、You Tubeにアップする準備をしているところだ。
そして、31年目がスタートした。
ここのところ、全国から「うちの街でライヴをやってほしい」というオファーが立て続けに来ている。地元に住んでいる、昔からのファンの人が企画を立ててくれたライヴばかりだ。そんなライヴは、必ずすばらしいものになる。
これからも、歌を届けるために全国どこへでも行くつもりだ。
また最近は、新しい出会いに恵まれることも多い。
三浦久さん。この名前でピンとくる人は、けっこうロック好きだろう。ブルース・スプリングスティーンやボブ・ディランの歌詞を訳した翻訳家で、70年代から歌い続けているシンガーでもある。三浦さんとは不思議なご縁で、今月一緒にライヴをやることになった。
去年の10月、長野の松本で初めてライヴをやった。その時、地元のファンの人から関東のファンの人へ手渡されたCDが、僕の元へ届いた。三浦さんの《祈り》だった。深く響く歌声、物語を紡ぐような曲作り。僕の中に染み渡るように入ってきた。
去年末のライヴで、そのアルバムから〈祈りの歌〉をカバーした。
今年になって、三浦さんと一緒にライヴをやりたいと考えた。いきなりメールでは失礼だろうと、前述の地元ファンの人に頼んで、三浦さんの連絡先を教えてもらい、手紙を書いた。
すぐに返事をいただいた。三浦さんは僕の〈ひまわり〉がとても好きだったということ。びっくりした。
ライヴは5/17に決まった。
その後も、三浦さんとメールで何度もやり取りしている。三浦さんが〈種の歌〉を好きになってくれて、「コードを教えてほしい」と頼まれて送った。
アルバム《種》を送ったら、三浦さんも2枚のCDを送ってくださった。
《タビオタの海》のクレジットを見ると、プロデュースとバイオリンで、Ichiro Nakaiとある。これ、中井いち朗君だよな。
中井君は、1990年〈YELLOW WASP〉初演の時にバイオリンを弾いてくれ、その後ずっと会ってなかったが、高橋研さんのバンドに参加してからは、何度も同じステージに立っている。
もう1枚のアルバム《千の風》には、バイオリンのHONZIが参加している。HONZIは2002年にレコーディングとライヴに参加してもらった。
僕が今まで一緒にプレイした2人のバイオリニストが、どちらも三浦さんと共演していたなんて、偶然にしておくには、いい話すぎる。
さらに三浦さんからライヴのお誘いがあった。長野県辰野町のオーリアッドで毎年開催されている〈第17回三浦久ほたる祭りライヴ〉で、共演は、三浦さんと清水国明さんだ。清水国明さんといえば、元あのねのね。中学生の頃、毎週オールナイトニッポンを聞いていたっけ。
5/17は、2人のセッションも予定している。新しい人との出会いは、本当にエキサイティングだ。
5.1
love,
卓治
dear #142
7/14に静岡県藤枝市でやったライヴの映像データが届いて、見たところだ。
この日、僕は「初めまして」のつもりで藤枝に行った。ところが予想に反して、大歓声で迎えられた。嬉しいやら戸惑ってるやらの自分の姿を見て、何ともおかしい。
そして客席からの熱い歌声に、改めて感激した。
藤枝でのライヴは、地元に住むファンの人からオファーを受けてのライヴだった。Toshi君とSonomiさんは、歌う場所を決め、お客さんを集め、何から何まで整えて僕を迎えてくれた。
そんなライヴは、必ずすばらしいものになる。僕はベストセレクトのセットリストで望み、お客さんの気持ちはひとつになり、その相乗効果で、会場は歌声と拍手と笑顔で満ち溢れた。初めて僕のライヴに来てくれた人もたくさんいたが、そこに温度差はなかった。
歌い続けてきてよかったと、心から思える夜になった。
2005年、大分の県立三重高校の文化祭に招かれ、大ホールで全校生徒を前に歌った。さらに、その高校で教鞭を執る先生が組んでいるバンド、COCK'Sと共演した。先生が僕の歌を授業のテーマに取り上げてくれたことが出演のきっかけになった。
あの時の高校生たちの笑顔は、今もはっきり憶えている。
でもこんな経験は、1回だけのものだと思っていた。
2006年、鎌田ひろゆき、近藤智洋と回る、今の〈唄旅〉の原型になるツアーが始まった。
「1人じゃなかなか行けない街に、3人の力を合わせて行こう」がテーマだった。仙台と山形からスタートし、全国の相当な数の街を3人で訪れた。
強く残ったのは、「僕らの街に来てくれてありがとう」という言葉だった。
東名阪だけのツアーをやっていては出会えない人たちが、全国で待ってくれてる。じゃあ、行かなきゃ。
そんな風に気持ちは変わっていった。
2010年。三重県桑名市のカフェFORUM。地元のファンの人が企画してくれた。「そこに待ってくれてる人がいるなら、そこへ行くライヴ」が本格的に始まった。
福井県武生、埼玉県入間市、高知県土佐清水市、秋田県秋田市、石川県加賀市、新潟県新潟市、愛知県上飯田、沖縄県石垣島、長野県松本市、岐阜県海津市、愛知県稲沢市。
ざっと並べたけど、すごいな。
どの街でも熱い想いで迎えてくれ、ライヴは必ず大成功になり、終わった後はファンの人たちと一緒に楽しく打ち上げをやった。
これからも僕は、このスタンスで行く。大ホールも、20人のカフェも、僕にとっては同じだ。
誰でもない、"君"に歌を届けるのが、僕の仕事だから。
8.1
love,
卓治
dear #143
4/6に渋谷のLIVE STAGE GUILTYで開催した、30周年記念ライヴ〈Carnival Thank You!30th Anniversary〉のリリースが決まった。
Wonder 4とのプレイ、The Conxとのプレイ、全21曲を完全収録することになった。
今回のプロジェクトも、僕の10年来のスタッフに結集してもらった。
当日のレコーディングと、ミックス、マスタリングは、Mas Anai君。彼が福岡に居を移したことで、初のSkypeを使っての作業になった。僕のパソコンにAnai君のパソコンの画面を表示し、音を聴いて会話しながら、今までと変わらない感じで進めていけた。
ライヴ盤では、アンビエンス(会場全体の音 拍手や手拍子や歌声などの臨場感を録ったもの)をどのくらいミックスするかで、イメージを作っていく。
アンビエンスを上げると、それだけ音の輪郭がにじんでいくから、慎重にミックスする、
これまで作ったライヴ盤では、《GO TO ZERO》は、どうにも押さえられなかった。僕のマイクに直接お客さんの声が入っていたからだ。
Aloma Black'sとの《Circle Game : Final Stage!!》は、若い連中とのライヴの盛り上がりを伝えるために、大きめにミックスした。
今回は、どっしりとしたプレイだから、アンビエンスを上げる必要を感じなかった。それでも大きな歓声が聞こえてくる。それだけ歓声がすごかったということだ。
撮影は、コヤママサシ君、タクヤ君、ユカリ君。3人があらゆる方向から撮ってくれたから、CDのブックレットはすごく充実している。
そのデザインは、コヤママサシ君。マキシシングル《手首》からずっとやってもらっているから、僕のビジュアルのすべてを彼が作っていると言ってもいい。
今回はCDとDVDを別のパッケージにするから、ふたつのビジュアルイメージが必要だった。まずは音を聴いてもらい、そこから出てきたのは、「静と動」のデザインだった。
CDは、ライヴポスターにもなったモノクロ写真のカラーバージョンで、そこに30年分の深みが表現された。片やDVDは、同じ写真を使いながらも大胆な色使いとデザインがなされた。
今の僕が表現したい音を奏でるWonder 4とのプレイ、28年来の夢だったThe Conxとの再演を、両方かなえることができた30周年記念ライヴ。
みんなの元に届き、スタートボタンが押される瞬間が、待ち遠しくてしょうがない。
10.11
love,
卓治
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